リゾート計画のきっかけ物件

リゾート計画のきっかけ物件

前回はチョコとクロとの出会いの日の紹介でした。その後の彼らと過ごす日常も、この先も振り返ってアップしてゆく予定です。

今日はブログの題名のもう一方、「リゾート暮らし」について書こうと思います。

私たちは今は東京に住んでおり、こちらは2023年7月に始動したばかりの、まだ「計画」段階のものです。

「リゾート暮らし」とは?

私たち夫婦のいう「リゾート暮らし」は、以下のような土地での暮らしをイメージしています。

  • 山、川、海、温泉、などの自然に、都会に比較して容易にアクセスできる
  • 自宅からも山並みなどの景観が楽しめる
  • 買い物、交通の便など、適度に便利な生活が営める
  • 東京に出るのに、それほど労力がかからない
  • 畑や果樹、ドッグランを敷地内で楽しむことができる

こんな感じの、プチ田舎暮らし、という生活です。

計画のはじまり

私たち夫婦は2022年までは共働きの会社勤めでしたが、50代で早めのリタイアをしました。

あるとき夫がスマホを何気なく見ていると、中古物件のweb広告がたまたま目に留まります。(よく入ってくる「summo」とかそんな類の広告です)

おそらく、無意識にリゾート暮らしへのあこがれがあったのでしょう。こんな会話が始まります。

夫「ねぇ、この中古物件のようなとこに住めたらどーだろね?」

妻「わぁーー、素敵だねぇ。ここ見てみたい!」

この気まぐれで発した一言がきっかけで、怒涛のリゾート暮らし計画がスタートしたのでした。

第一号物件

その素敵(に見えた)物件は小田原にある敷地約900㎡(うち半分ほどが傾斜部分)、築35年の古屋付きの物件です。

当日は現地に少し早く着いたので、道路に面した建物の外観をしばらく見ていました。築35年、やや傷みはありますが、素敵です。

そして不動産会社の方が到着し中を見させてもらいます。内装の古びた感じにややテンション下がりますが、まだ「住めるんじゃない?」という感覚は残っています。

次はひろーい敷地を確認しようと、外に出て傾斜部分側を見てみます。勝手にイメージしていた緩やかな上り斜面でなく下り斜面、というよりも崖で、家の基礎が擁壁の際に立ち上がっていました。

敷地斜面のイメージ

この崖は下に降りるのも一苦労、年をとったら下に降りるのは命がけになるなぁ、といった感じ。さらに勝手口から続くコンクリートの物干し場があるのですが、そこは崖からせり出していて、やや傾いている気がしました。

こりゃ崖(擁壁)に手を入れないと危なっかしくて住めないな、という印象。この物件はあきらめることとなりました。

物件とのご縁

結果、この物件にご縁はありませんでした。が、リゾート暮らしをイメージしつつ小田原の、観光地ではない住宅地を初めて歩いてみて、リゾート暮らしに対する憧れはより強くなったのでしょう。この後はかなりのハイペースで、多くの物件を見てゆくこととなります。

一方、古屋付きは自分たちの価値観に合うのは少ないかも、と思えるきっかけでもありました。この後は徐々に土地のみ、または解体前提での古屋付き物件に中心をおいて探してゆくこととなってゆきます。

いずれにしても、たまたまこの物件の広告に出会わなければリゾート暮らし計画は始まらなかったわけで、私たちの将来に大きな影響を与えてくれた、大きなターニングポイントとなる物件でした。その後もいろいろな物件に出会い、その都度いろいろなことを知ることとなります。

  • 壮大な景観は擁壁リスクとトレードオフであると知った物件
  • 安さの裏側にはそれなりの理由が必ずあると判らせてくれた物件
  • 傾斜地に対する夫婦間の価値観の違いを認識できた物件
  • 過疎化について考えさせられた物件
  • 二世帯住宅という選択肢に気づかせてくれたせてくれた物件
  • 農地転用や、開発許可申請という手続きを知った物件

などなど。

これらの物件についても、いずれご紹介してゆきたいと思います。